さくらのもり歯科医院

午前
9:00 ~ 13:00
午後
14:30 ~ 19:30
休診日
水・日・祝

blogI WANT A NICESMILE FOREVER

口呼吸

次に口呼吸と、あいうべです

秋空の広がる週末は、いかがでしたでしょうか
日曜日は、子供たちの日曜参観でした。
学校で見る子供たちは、家で見る時より、自立しており、たくましく見えました。私は、授業参観の時は、嬉しいよりかなり緊張していたのを思い出しました。
 それから、次男のクラスでは、子供の声掛けで、「あいうべ体操」を始めたそうです。今年の冬は、風邪を少なくなる事でしょう。

 先週の続きです。
口呼吸とは、文字通り口で呼吸する事です。
元来動物は、鼻で呼吸します。口を使うのは、物を食べる時だけ、
あとは、体温を下げる時に使う内蔵の一部です。
 ところが、人は、動物の中でも言葉を使います。コミュニケーションの道具としてや、話したり、歌を歌ったり、楽器を演奏したりと。他の動物と違って、
 口の機能を発達させる事で、文明を発達させてきました。
言葉が無ければ、起用な猿のままでした。
海の動物が、えらで呼吸をする様に、
鳥が翼で、空を飛ぶ様に
口を、進化させてきたのです。
そして、呼吸は、本来鼻呼吸だったのが、口で呼吸出来る事を、覚えたのです。
ところが、どんな動物でも、もともと呼吸は、鼻呼吸です。
口で、代償させる事は、よっぽどの事が無ければ、ありません。
 鼻は、呼吸のためにいろいろと、口と同じ様に時間をかけて、進化と変化を発展させてきました、
それは、空気中の不純物の除去や、外気温のコントロールなど、他の器官では、出来ない事です。

口呼吸の、害
○口呼吸を、小さい頃から、続けていると歯並びが、悪くなってきます。
歯の、並ぶ位置は、舌と口の周囲の筋肉のバランスで、決まってきます。
ところが、口呼吸を続けていると、口の周囲の筋肉を閉じないため、歯並びが、外へと、出っ歯になっていきます。

○咀嚼能力の低下。噛み合わせが悪くなります。そして 呼吸も、同時に行っているため、うまく食べ物を丸めたり、飲み込んだりしにくくなります。
○また、空気を、口を開けただけで飲み込む様になり、
○顔の表情筋を使わないため、脳血流量が減ります。 
○そして顔の表情が乏しくなります。
噛む力の低下や、顔の筋肉の血流量の低下により、
頭にも、血液の循環が、不足がちとなり
○学力低下の一因と、なります。
また、あまり言われていないのですが、
○免疫機構の低下を招き、全身的に、いろいろな病気を発症する。原因ともなります。

逆を言えば

 何の努力も無く、何の器具も使わず、特別な時間をかける事無く
口呼吸から鼻呼吸に、変える事で、

免疫が高まり、顔の表情が、豊かになり、学力向上し、

そして美しく健康に、なっていくのです。

また、口呼吸の対処法としては、口にテープを、張るのも方法です。

 しかし、実際には、自分が口呼吸しているのか、鼻呼吸をしているのか解らないケースが多いのです。
 自分は、どうかハッキリしない方は、ご相談ください。
またまた長くなりました。
どうしても、思いが強いと長くなってしまいます。
次回は、「あいうべ体操」を、報告します。

The following two tabs change content below.

なるせ あきこ

最新記事 by なるせ あきこ (全て見る)